20171117医療福祉事例検討会

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    今回は認知症疾患センターからの事例で、現在は入院中の当事者をいかに処遇していけるか?が課題となりました。


    当事者は80代半ば、男性。家族は妻と長女のみで同居していたが、アルツハイマー型認知症より徘徊と暴力があり、自宅療養が困難とみられ、入院を継続している。
    女性に対して強圧的な姿勢がみられ、入院先でも、男性職員の言葉は聞くが、女性職員は軽んじる傾向があるとのこと。
    家族は、決して介護意欲がないわけではないが、徘徊に付き合ったり、暴力を受けることを考えると、施設入所に行き着くのが妥当とみられる。しかし、女性に対する暴力性がみられるため、現状では困難。

     

    課題は、徘徊して他の患者の部屋に入ったりしてトラブルが生じることと(施設入所になったとしても同様の問題は生じ得る)、暴力性が落ち着かないこと。
    共に、「いい鎮静の具合がないか?」というのが病状的には課題とみられました。薬物による行動の抑制は、現時点では試行錯誤状態で、有効な落ち着かせ方を見つけられていないとのことです。

     

    病院からの事例提出に対し、施設ケアマネージャーからの言葉は頼もしいもので、そうした不穏な状態の方は既に利用されていることも多いため、対応は可能であると捉えられている。ただし、施設は女性職員が多い為、特に夜間帯勤務時が不安であると発言され、ここでもいかに落ち着かせるかが課題となっていました。

     

    今回の事例に対して、こうした暴力行為や不穏状態にある方に対し、体表面からのアプローチが精神面にも鎮静作用があることをいかに伝えるか?を思案していて、結局手を上げることができませんでした・・・。
    エビデンスから指摘すべきか、それとも背中を撫でて落ち着かせるようなしぐさは一般でもあるからそちらから攻めるか、毎回悩み、答えが出ません。

     

    このケースでは、自宅にいた際に、隣家の親しい方が遠方家族の傍に行かれて居なくなってから元気がなくなったとありました。訪問マッサージに限った話ではありませんが、手を当てながら親しく話せる関係になっていくのは、我々のような職種ではよくあることです。それが体調面でも良い効果を作り出す原動力になっていると捉えられる場面も多々ありますが、事例検討会のような場でその効果を主張できるとは思えず、苦悩します。

    なかなか悩ましい事例でした。

     

    今回は感想タイムは設けられなかったので結局上記のマッサージ方面からの提案は全くできなかったのですが、報告者グループの医師には、最後に考える会のニュースレターをお手渡しした機会に背中を擦る施術の効能に鎮静効果を求めることができなくもないとお伝えしました。どのように聴いて下さったかは分かりませんが・・・。

     

    以上、今月の報告でした。


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