20180518医療福祉事例検討会レポート

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     今回発表された事例は、精神症状が強いため、在宅介護が大変になっているものでした。神経学的所見や頭部CT所見に明らかな異常が認められず、認知機能障害も確認できません。結局、統合失調症様障害疑いの診断で薬物療法が開始されたものの、薬剤によるコントロールが難しい状態です。しかし、幻覚・幻聴・妄想症状が強く、特に毎晩の幻聴による妄想の言動で、家族に大きな負担が来ているのでした。

     

     元々の性格は内気で几帳面な方で、普段は良いが、症状が突然現れたかと思うと興奮して怒り散らしたり、暴力的になったりするのだそうです。

     

     ところで、東洋医学は、体内の原因物質の把握や画像診断を必要としません。問診の他、ツボの反応や脉・舌・腹などを診たり触ったりして身体情報を総合することで、東洋医学的な“診断”を定め、具体的な施術内容を決めていきます(※)。(※施術者によって方法論は異なります。)

     

     この事例に対しても、精神症状を落ち着かせる何かしらの施術法を見つけられるだろうと思われます。家庭環境として施術できないようだったこともあり、検討会の場では東洋医学的な考えを披露することに躊躇してしまいました。今の私では東洋医学的な表現でしか伝えきれない内容で、己の不勉強さを悔しく思う、とても残念な事例でした。

     

     つくば市は、国立4年制大学である筑波技術大学があったり、日本伝統鍼灸学会会長が住まう土地です。玉石混交な側面はありますが、東洋医学的な手法や健康観がもっと広まり、こうした西洋医学では不明瞭な状況に対し、選択肢の一つに挙がるようである存在になっていきたいと思わずにはいられません。

     

     


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